この記事では、強い支持線・抵抗線の見分け方について解説します。
実は、すべての支持線・抵抗線が同じ強さなわけではありません。
それを理解することで、そろそろ割れるか、反発するか予測しやすくなります。
- 支持線を割るかどうか見分ける方法はあるの?
- 強い支持線・抵抗線の特徴とかあるの?
- 支持線付近で買ってれば絶対勝てるの?
この記事は、こんな悩みを抱えている人に向けた記事です
前回、支持線・抵抗線の基礎知識や線の引き方についての記事を書きました。

今回は、さらに踏み込んだ内容となっています。
今見ている支持線・抵抗線が割れるか割れないかを見分けることができれば、トレードにおいて大きな武器になります。
この記事を読むことで、強い支持線・抵抗線の見分け方、支持線を割りやすい値動きについて理解できるようになります。
支持線・抵抗線をしっかり分析することでトレードの成績は大きく向上するので、ぜひ最後までご覧ください。
- 強い支持線・抵抗線の特徴3選
- 【要注意】支持線を割りやすい値動きの特徴
- 【地合い・需給優先】支持線・抵抗線が絶対ではない理由
この記事は、複数の倍株を達成した”ハミガキたこさん”がお届けいたします。
よろしくお願いします。

3分程度で読めるので、支持線・抵抗線の精度を上げたい方はぜひ最後まで読んでください。
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強い支持線・抵抗線の特徴3選

強い支持線・抵抗線には特徴があります。
その特徴を掴むことで強い支持線・抵抗線かどうか見分けることができます。
強い支持線・抵抗線の特徴は次の3つです。
- 何度も反発している
- 価格帯別出来高が大きい
- 節目の金額
①何度も反発している

線の付近で何度も反発している場合、その支持線・抵抗線は強いです。
上のチャートでは、支持線の付近で何度も反発しています。
こういった支持線の場合、次に支持線に株価が近づいた時に反発する可能性が高いです。
なぜならば、回数を重ねるごとに、本当は目に見えない支持線を多くの人が意識するようになるからです。
意識している人が多ければ、『ここら辺で反発するのでは?』という考えの買いが入ります。
結果、株価は反発します。
ただし、注意も必要です。
反発すればするほど強い支持線・抵抗線であるとお伝えしました。しかし、永遠に反発し続けるわけではありません。
特に6ヵ月以上トレンドが続いた時は注意するようにしましょう。
6ヵ月を過ぎるとトレンドが転換しやすくなるからです。
6ヵ月を過ぎたあたりからは、そろそろブレイクアウトする可能性がある、という気持ちでチャートと向き合うことで危険を回避することができます。
6ヵ月でトレンドが転換しやすいのは、信用取引の期限が6ヵ月であることが影響しているよ
②価格帯別出来高が大きい

価格帯別出来高が大きいラインでできた支持線・抵抗線は強いです。
私もよくトレードで活用します。
上のチャートの場合、価格帯別出来高が抵抗線として機能しています。
この価格帯で株を買って、含み損を抱えている人が多いからです。
そのため、赤いラインの抵抗線まで戻すと、ようやく含み損がなくなったということで、ヤレヤレ売りが出て、株価が上がりづらくなります。
結果、強い抵抗線として機能することになります。
価格帯別出来高を利用した実際のトレード
価格帯別出来高での反発を利用したハミたこの空売りエントリーです。
③節目の価格

節目の価格も強い支持線・抵抗線になります。
『10,000円』『5,000円』といった、キリのいい数字は意識されやすいからです。
キリのいい価格付近には指値注文をされることが多いので、支持線・抵抗線として機能しやすくなります。
板を見ていると、節目付近の価格が厚くなっていることが多いです。
そのため、節目の価格は強い支持線・抵抗線になります。
【要注意!】支持線を割りやすい値動きの特徴

次に支持線を割りやすい値動きの特徴について解説します。
今回は、支持線に限定した話になります。注意してください。

支持線を割りやすい値動きの特徴は次の3つです。
- 反発する間隔が短くなってきた
- 支持線付近にダラダラしている
- ゆっくり支持線に近づいてきた
①反発する間隔が短くなってきた

支持線で反発する間隔が短くなってきた場合、支持線を割る可能性が高いです。
なぜならば、間隔が短くなっているということは、反発した後、すぐに株価が落ちてきている状態だからです。
すぐに株価が落ちてくるということは、買いが弱く、売りの圧力が強い状態です。そのため、支持線を割る可能性が高くなります。
反発する間隔が短くなってきた時は、支持線割れの可能性が高いので気をつけましょう。
②支持線付近にダラダラしている

株価が支持線付近にダラダラと停滞している場合、支持線を割る可能性が高いです。
理由は①とほぼ同じです。
以前までとは違って、上昇する力が弱くなり、売り優勢になってきている状態です。
そのため、売り圧力に負けて支持線割れをする可能性が高くなります。
上のチャートは上昇トレンドですが、横ばいトレンドの時も同様のことが言えます。
③ゆっくり支持線に近づいてきた
株価が支持線にゆっくり近づいてきた場合も注意です。
勢いよく支持線に近づいてきた場合より、支持線割れしやすくなります。
ゆっくり近づいてくる > 勢いよく近づいてくる
理由を解説します。
勢いよく下落しながら支持線に近づいてきた場合、
『さらに下落してしまうかも』、『支持線を割ってしまうかも』といった投げ売りが起こります。
そうすると、支持線に来た時にはすでに売りが出尽くしていることが多いです。
その結果、買いの方が強くなり反発しやすくなります。

ゆっくりダラダラと下落して近づいてきた場合、
まだ慌てて売っている人が少ない状況です。
そうすると、支持線を割ったところで『やばい、支持線を割ってしまった。早く売らねば』という投資家が増えて支持線を深く割ることになります。

そして、その後機関投資家に美味しくいただかれてしまうのです。この話はまた後日…。
【地合い・需給優先】支持線・抵抗線が絶対ではない理由

ここまで支持線・抵抗線について解説してきました。
どんな時に反発しやすいのか、割れやすいのか…とお話してきました。
しかし、一度立ち止まってよく聞いてください。
『支持線・抵抗線は絶対ではありません』
支持線・抵抗線に限ったことではありませんが、トレードは地合いや需給に大きな影響を受けるからです。
いくら強固そうな支持線があったとしても、地合いが悪く日経平均がガクッと下げてしまった日は支持線を割る可能性もあります。
悪材料等で売りが大量に出たことで、支持線を割る場合もあるでしょう。
このように、地合いや需給には敵わないということを覚えておいてください。


大切なことは、今の相場環境がどういう状況なのかを見定めることです。
そのためには、日々の経済情勢をチェックしたり、日経平均株価やNYダウ等を確認して地合いを見定める必要があります。
また、トレードしようとしている銘柄にどんなニュースが出ているのか確認することで急な需給の変化に対応することもできます。
ニュースを簡単に調べる情報源として無料で使える情報サイト『株探』はオススメです。
強そうな支持線・抵抗線があるからといって、それ以外を無視してエントリーすることの無いよう注意してください。
「木を見て森を見ず」にならないように注意。相場観を養おう!
まとめ 強い支持線・抵抗線を見分けてトレード勝率アップ

今回は、強い支持線・抵抗線の特徴3選について徹底解説しました。
まとめは以下の通りです。
- 何度も反発している線は強い
- 価格帯別出来高の大きな線は強い
- 節目の価格は強い
- 値動きを見ることで支持線割れを見抜ける
- 地合い・需給をしっかり確認することが大切
すべての支持線・抵抗線が同じ強さを持っているわけではありません。
今回紹介した特徴をもとに、強い支持線・抵抗線を見極めてください。そうすることで、スイングトレードの勝率は格段に上がります。
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投資は自己責任です。最終的な判断はあなた自身が行うものです。
しっかりと計画を立てて真剣に取り組みましょう。

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